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おすすめアニメ映画

 一昔前、アニメ映画は子供向けのもの、という時代がありました。ですが今では、大人も子供も一緒に楽しめるアニメ映画がたくさんあります。大人からみた映画と子供の目で見た映画では、もちろん感じ方は異なるのでしょうが、奥が深い物も多く、面白いアニメ映画に簡単に触れられる日本に生まれて本当にラッキーだったと思います。おススメのアニメ映画として、サマーウォーズ、紅の豚、火垂るの墓を紹介していきますね。

サマーウォーズ(2009年日本)

●監督 細田守

世界中の人たちが利用し、生活に密着している仮想空間OZと、現実世界が舞台。人工知能ラブマシーンにOZがのっとられて混乱した世界を救うべく、周囲のみんな、そして顔も知らないOZの利用者達が一致団結してラブマシーンを倒します。ですが、ラブマシーンは最後の悪あがきとして人工衛星を地上に落下させようとして……。実はぜんぜん興味がなく、偶然テレビ放映を見たのですが、面白くて夢中で最後まで見入ってしまいました。仮想世界と、現実の舞台である田舎の風景が見事に調和していて絵もとても綺麗です。

紅の豚(1992年日本)

●監督・脚本 宮崎駿

スタジオジブリ制作のアニメーション。第一次世界大戦後のイタリアを舞台に繰り広げられる、飛行艇乗り達のお話です。主人公のマルコは、かつては空軍のエース・パイロットだったのですが、自らに魔法をかけて豚の姿になってしまいます。軍を去った理由は明確には語られませんが、賞金稼ぎをしていても人は決して殺しません。不安定な時代に、それでも夢を追い求める、大人のロマンが詰まった映画です。

火垂るの墓(1988年日本)

●監督・脚本 高畑勲

スタジオジブリの中では、かなり異色のアニメーション。終戦前後の日本を舞台に、親を亡くした幼い兄妹が必死に生き抜こうとするものの、結局悲劇的な死を迎えるという話。ストーリーだけなぞると反戦映画のようですが、この映画では特に「敵」という存在は出てきません。そのせいもあり、各国で受け入れられる映画となりました。といってももちろん、日本人と海外の人達ではちょっと見方が異なっていますけれど。おススメしておいて何ですが、私はこの映画、二度と見たくない派です。